読みたい本はどう探す?8つの方法と自分に合う本を選ぶポイントも紹介

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「読みたい本の探し方」記事のアイキャッチ画像

皆さんは、いつも本をどうやって探していますか?

書店へ足を運ぶ、ネットで検索する…いろんな方法がありますが、膨大な本の中から自分で読みたい!と思う本を見つけるのって結構大変ですよね。

この記事では、
「読みたい本をなかなか見つけられない…」
「もっと読書量を増やしたい!」

と思っている方に向けて、「読みたい本の探し方」をテーマに文章をまとめていこうと思います。

ちなみに、本記事を書いている私は以下のような人間です。

本好きライター。幼少期から本に囲まれ、年間100冊ほどは読み続けています。ジャンル問わず、興味のある本をどんどん見つけて読んでいきたいタイプ。大型書店へ行くと胸が躍ります(笑)。

やまもも

本と長く付き合ってきた私の考え・気づきも含めて、どんな方でもすぐに実践しやすい本の探し方を紹介するので、ぜひお役立てください!

この記事は、こんな人におすすめ!
  • 自分が読みたい本をどう見つければいいのかわからない人
  • いろんな本との出会いを楽しみたい・読書量を増やしたい人
  • 本選びで失敗したくないと考えている人
目次

読みたい本を探す方法8選

さっそく、読みたい本を探す方法を8つ紹介します。

1.気になるキーワードでWeb検索する

読みたい本を探す方法として簡単にできるのが、自分が気になるキーワードを入れて「Web検索」をする方法です。

キーワードとしては、たとえば以下のものが挙げられます。

  • 作品のジャンル(例:ミステリー/恋愛/推理/歴史/SF)
  • 舞台設定(例:警察/学園/密室/近未来/ハワイ)
  • 作家名(例:東野圭吾/伊坂幸太郎/辻村深月)
  • 自分の状況・気持ち(例:失恋/仕事がつらい/前向きになりたい)

「これらのキーワード」+「小説(本) おすすめ」などで検索をかけてみると、関連のおすすめ本を紹介したサイトや、本の販売サイトなどが出てきます。

そのレビューやあらすじを見ながら、気になる本を見つけてみてください。

2.書店を訪れる

現代の本探しはすっかりオンラインが主流になっていますが、「リアルな書店」も本と出会う場所としてはとても魅力的です。

書店で本を探すメリットは大きく2つかなと考えています。

  • その場で本の現物を確認できること
  • 思わぬ本との出会いがあること

ネットだと、本の中身をパラパラと確認するのは難しいですが、書店であればすぐに手に取って眺められます(コミックは立ち読み防止でシュリンクがかかっていることも多いですが)。

「この本を探す!」と目的を持って行くだけでなく、少し時間に余裕があるときに、ブラブラといろんなコーナーをまわるのもおすすめ。

新刊や、人気がある本は目立つ位置に平積みされているので、ある意味ではネットで探すよりも簡単です。
また、それなりに大きな書店であれば、ブックフェアが開催されていたり、書店独自のおすすめ本コーナーなどが作られていたりします。

普段はあまり書店に行かない人も、ちょっとでも気が向いたときにはぜひ足を運んでほしいです!

3.本を紹介する雑誌(『ダ・ヴィンチ』など)を読む

「読む本はだいたいワンパターン…」
「もっといろんな本の情報を知りたい!」

そんな思いを持っている方におすすめしたいのが、「本を紹介する雑誌」をチェックする方法。

本を紹介する雑誌はいくつかありますが、読みやすく、内容も充実しているのが月刊誌の『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)です。

この雑誌、創刊は1994年。出版不況といわれる中で約30年間、書籍情報を専門に扱う雑誌として発行され続けています。

小説・実用書・マンガなど、あらゆる本の情報が掲載されますし、毎月いろんな角度から特集が組まれていておもしろいです。
話題の書籍情報を集めたい人には、おすすめです!

ちなみに…筆者の私は、何年も前からAmazonが提供する本のサブスク「Kindle Unlimited(200万冊以上が読み放題)」を利用しているのですが、このサービスでは『ダ・ヴィンチ』の電子書籍版も読み放題。

やまもも

毎月、最新号が出たらスマホやタブレットなどにダウンロードして読んでいます!

『ダ・ヴィンチ』を単体で購入した場合の価格は税込770円。かたや「Kindle Unlimited」の月額料金は税込980円(※2023年12月時点)。

この雑誌1冊分だけでほぼサブスクの元がとれるので、読書好きな方でまだ知らなければ、ぜひ以下サイトをチェックしてみてください!
>>Kindle Unlimited(※新規登録の場合は30日間無料で使い放題!期間中の解約も自由)

4.新聞の書評欄をチェックする

インターネットの存在感が拡大する一方、衰退の一途をたどっているといわれるメディアが「新聞」。

発行部数は右肩下がり、非常に厳しい状況に追い込まれているのは皆さんご存じでしょうが、実はこの新聞には「書評欄」という、愛読家にはたまらないコーナーがあるのです。

新聞の書評欄の画像

新聞の書評欄

書評欄の特徴は、各分野の識者・著名人がおすすめの本を独自の視点で紹介すること。
ピックアップされるのは新刊からひと昔前の本までさまざまで、ジャンルも小説・ノンフィクション・新書などバラバラです。

書店や図書館でも、新聞の書評欄に取り上げられた本は特設コーナーを組んでピックアップされたり、本の近くに切り抜きが貼られたりすることも。

書評は、それくらい愛読家の間では注目されているものなので、こちらも機会があればぜひチェックしてみてください!

やまもも

各新聞、書評が掲載される曜日は「土曜日」もしくは「日曜日」が多いようです。

5.図書館へ行ってみる

本を扱う施設といえば、「図書館」も忘れてはなりません。

ただ、図書館は、書店以上に「利用する人」と「しない人」がハッキリと分かれる施設かもしれません。

あまり馴染みがない方も多いかもしれませんが、無料でいろんな本に触れる機会を増やしたい場合には、図書館の利用もおすすめです。

図書館であれば、先に挙げた新聞も読めます。
また、最近は電子書籍が利用できる(借りられる)図書館や、おしゃれに生まれ変わり、民間委託してサービスを拡充させている図書館も増えてきています。

普段まったく図書館を利用していないという方も、もし普段の行動圏内に図書館があったらチェックしてみてください。新たな発見や楽しみが見つかるかもしれません!

図書館の活用については、以下の記事でも紹介しています。

6.本の情報サイトや書評・レビュー系ブログを見る

次は「本の情報サイト」や「書評・本のレビュー系ブログ」を見る方法です。

出版社などが運営する本の情報サイトはたくさんあるのですが、有名どころ、個人的にもおすすめなものを2つ挙げます。(※カッコ内は運営会社です)

こういったサイトでは新刊・話題作の紹介はもちろん、作者のインタビューなどの興味深いコンテンツが随時更新されています。

一方、「書評・本のレビュー系ブログ」は、基本的には個人が運営するもの。

たいていがブログ運営者の主観で書かれており、言ってしまえば「それってあなたの感想でしょ?」に分類される記事がメインです。

きれいに編集された企業メディアとは違いますが、私としては、あまり飾っていない他人の素直な感想を知ることも、新しい本と出会う良いきっかけになると思っています。

しかも、本を読み、さらにレビューまで書くとなれば相当な時間がかかります。

まさに、好きでなければ続かないのが書評系ブログ。
「本好きな人がどんなことを感じたのか?」に気軽に触れられる個人のブログも、本探しに役立ててみてください!

7.本の紹介系YouTube動画を探す

最近は本好きな人などが、「YouTube」で本を紹介するケースも増えてきました。

「書評系YouTuber」というのでしょうか、本の要点をまとめて、アニメーションでわかりやすく伝えてくれるものが多いです。

「タイパ」が重視される現代では、本のまとめ動画は、サクッと要点を掴みたいというニーズに適しているのでしょう。

話題の本の概要がわかる、気になる本と出会うきっかけになるという点では、動画もいいなと思います!

やまもも

なお、私個人としては、本全体を能動的に読んでいくことこそが、読書の魅力や面白さだと思っています。なので、本のまとめ系動画は「本を読むこと」とは別物と考え、情報収集として活用しています!

8.知人におすすめの本を尋ねてみる

最後に、もうひとつ紹介したのが「人におすすめの本を教えてもらう」方法です。

「そんな単純な!」と思うかもしれませんが、これは、他の方法では得難いメリットがあると考えています。

知人におすすめの本について聞くメリットは、自分ではまったく想像もしない本との出会いの機会が増えること

というのも、ここまで紹介した他の方法の場合、最終的には「自分の価値観」で読みたいか、そうでないかを判断してすることが多いでしょう。
でも、「他人におすすめされた本はとりあえず読んでみる」みたいなルールを設ければ、本選びの視野が広がります。

こんな本、自分じゃ絶対選ばないよ!と思う本でも、いざ目を通したらおもしろくて、自分の世界が変わることもあるかもしれません。

やまもも

また、これは余談ですが、紹介してくれた相手とのコミュニケーションにも役立ちますよね。本について語り合える関係って、なんだかいいなぁと…。

自分に合う本かどうかをチェックするポイント

いざ本の情報を集めても、自分に合うかどうか判断できない…と思ってしまう人もいるでしょう。

ここからは、本を選ぶ際に、どんな箇所を中心にチェックしていくとよいかを説明します。
まずは以下のポイントを意識してみると、少しでも本を選びやすくなるのではないかと思います。

タイトル・表紙(+帯など)

本を見るときに、まず目に入るのは「タイトル」ですよね。

タイトルは、作品そのものを表すキーメッセージでもあり、多くの作り手にとって最も強い思いが込められているといっても過言ではない部分。
(タイトルにはさほどこだわらない作家さんもいるかもしれませんが…)

タイトルのインパクトで本を選ぶのもよいと思います。

あわせて、ぜひ注目してもらいたいのが本の表紙、さらに言うなら帯なども含めた「装丁」、そして「ブックデザイン」です。

装丁やブックデザインにもいろいろとあり、たとえば外箱が付いていたり、「スピン」と呼ばれるしおり紐が色違いで2本ついていたり…おもしろいです。

本の装丁・ブックデザインは、それ専門のデザイナーさんがいるくらい奥深い分野。
「ジャケ買い」のように、「なんとなく表紙の色合いやデザインが素敵だな、惹かれるな」という理由で本を選ぶのもおもしろいですよ。

ぜひ注目してみてください。きっと新しい発見があるはずです!

まえがき

まえがき」は、本編に入る前の作者からのご挨拶のようなメッセージです。「はじめに」と書かれることも。

実用的な本であれば、ここを読めば、その本にどんなことが書かれているのか、何をテーマとした本なのかがわかります。

著者の簡単なプロフィールや、なぜこの本を書いたのかなども把握することができます。

小説には「まえがき」がない場合も多いですが、その代わりに、本の世界に引き込んでくれるプロローグのようなものが差し込まれていることも。

目次

目次」は、通常は「まえがき」の次にくる要素で、本全体の見出しと、各見出しに対応するページ数が記載されるもの。

とくに実用書の場合、ここにザーッと目を通せば本全体の流れや、どんな話題が書かれているのかが見えてきます。

Amazonなどの通販サイトで本を探す場合でも、目次は通常ページ内に掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。

あらすじ・概要

どんな本かを簡単に把握するために、「あらすじ」をチェックするのもおすすめ。

小説であれば、たいていは裏表紙に数行程度であらすじが記載されています。

新書の場合は「そで」と呼ばれる表紙カバーを折り返した箇所に、著者プロフィールなどとあわせて概要が書かれていることも多いです。

あらすじに書かれているキーワードにピンとくるものがある本は、積極的に手に取ってみるとよいと思います。

「当たりはずれ」も本選びの楽しさの一部!

ここまで、読みたい本の探し方について紹介してきました。

最後にお伝えしたいのは、(当たりはずれを気にしすぎず)「本との出会いそのもの」を楽しんでみてほしいということです。

正直なところ、自分に合う本選びって、運というか、偶然の出会いみたいなところもあると思います。

いくら時間をかけて本を選んでも、いざ読んでみたら
「期待したほどおもしろくなかった…」
「10ページ読んでつまらないから読むのやめちゃった」

…といった思いをしたことがある方は、きっと少なくないのではないかと思います。

もちろん、つまらない本よりは、おもしろい本とたくさん出会うほうがいいのは間違いありません。

でも、読んでみなければ何も感じられないのも事実。だからこそ、最初から「ハズレ」を引くことを恐れ過ぎず、本選びを楽しむ心が大事と私は考えています。

手にとってはみたけれど、自分には必要ないな、つまらないと感じるようなら、パッとやめて次にいけばいい。その蓄積も、自分の視野や価値観が広がるきっかけになってくれるでしょう。

いろんな本に触れることで、自分が本当に好きな本って何だろう?みたいなことがわかってきますし、新たな気づきも生まれますから。

どうしても「(金銭的に)損をしたくない」と思うのであれば、図書館など無料で本を借りられる施設や、先に紹介した「Kindle Unlimited」のような本のサブスクを活用するのがおすすめ。

ぜひここで紹介した情報を参考に、たくさんの本と触れる機会を増やしてみてほしいです!

まとめ

本を探す方法にはさまざまなものがあります。

「出版不況」といわれる現在でも、新刊は毎日発売されていますし、昔からたくさんの人々に愛読されてきた名著も数多く存在します。

ぜひ、書店や図書館といったリアルの場はもちろん、ネットも上手に活用しながら、まだ見ぬ本との出会いの機会を広げてみてください!


このサイトでは、魅力的な本や、皆さんにぜひ手に取ってもらいたい本を少しずつ紹介しています。

本を楽しむヒントになる情報も積極的に公開していきますので、ぜひまたチェックしていただければ幸いです。

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