読書が苦手・続かない理由は?続けるコツまでわかりやすく解説!

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「もっと多くの本を読めるようになりたい!」「今度こそは読書習慣を身につけたい!」

そうは意気込んでも、仕事や私生活に追われ慌ただしい毎日。

つい読書は後回しにしてしまい、結局、思うように本を読めないままという人は少なくないようです。

でも、無理なく読書を楽しめるようになったら、いろいろな知識が身につきますし、人生がさらに豊かになることは間違いありません。

そこでこの記事では、年間200冊ほどの本を読む筆者が「もっと本を読みたい!」と考えている人に向けて、読書が苦手・続かない理由と、克服するためのコツを解説します。

あわせて読書のメリットも紹介しているので、「もっと本を読めたらいいなあ」と考えている人はぜひ参考にしてください。

この記事はこんな人におすすめ!
  • 読書があまり得意でない人
  • 読書習慣を身につけたい人
  • 読書のメリットについて知りたい人
目次

読書が苦手・続かない3つの理由

まずは読書が苦手・続かない理由に触れていきましょう。

本が読めないと感じている人は、自分には向いていない方法で本を読もうとしていたり、いろいろな思い込みにとらわれてしまっていたりすることも多いように感じます。

①:興味のない本を読もうとしている

本を継続的に読んでいくためには、まず自分が「興味を持てる本」を選ぶことがとても大事です。

「ベストセラー」や「皆が読んでいる」ような本は、周りの人たちに乗り遅れないように自分も手にとらなくては…と感じるかもしれません。

でも、売れている本や誰かがおすすめしている本が、必ずしも自分に合うとは限りません。

どんな人でも、たいして読みたくもない本を無理やり読むのは苦痛ですし、飽きて他の楽しいことに興味が移ってしまうものです。

yamamomo

読書に慣れていないうちは、とくに「好きな分野の本」「あまり難しくなさそう、ボリュームが少なめの本」などを積極的に選ぶことをおすすめします。

②:厳しい目標設定などで読書のハードルを高めている

あなたは読書というと、「まとまった時間をつくって、しっかりと腰を据えて本を読まなくては…」と思っていませんか?

あるいは「今月中に3冊の本を読む!」など、具体的な数値目標を立てて読書に臨もうとしている人もいるかもしれません。

もちろん、目標を持って物事に取り組むのは悪いことではありませんが、読書に慣れていない人がこのような「縛り」を設けると、読書を続けるのがしんどくなってしまうかもしれません。

というのも、人間は面倒なこと、キツイことからは距離を置きたくなるものだから。

読書に慣れていない、あるいは少しでも抵抗感がある段階で、無理やり目標を立てて読書に対する心理的なハードルを高めてしまうと、本に触れることすら嫌になってしまう可能性があります。

③:読書に集中できていない

どんな本を読むにしても、読書では一定の集中力が必要です。

「さあ、読むぞ!」と思ったら、その時間だけは本に向き合う姿勢が欠かせないということです。

ただ、私たちの身の回りには読書以外にも楽しいこと・やりたいことがたくさんありますよね。

読書が続けられない人の場合、読書をしながらもついつい他のことが気になってしまったり、テレビやスマホなど他の誘惑に負けてしまったりということが少なくないようです。

なお、基本的には「ながら読み」は難しいと考えておいたほうがよいでしょう。

読書を楽しく続けるための5つのコツ【即実践できます!】

①:まずは本当に読みたい本を探す

読書習慣がない人が読書を続けていくためには、まず自分が本当に読みたい本、興味を持てる本を積極的に手に取ることをおすすめします。

どんなにマニアックな本、周りの人たちが酷評している本を読んだとしても、何も問題はありません。

誰に気兼ねすることもなく、自分が素直に「読んでみたい!」と思える本を探してみてください。

とくに読書が習慣化するまでは「どれだけ読書に対する精神的なハードルを下げるか」を意識していくことが大事です。

②:「1日1ページでもいい」と考える

読書を継続させるための次のコツは、読書という行為に対して、決して負担にならない目標を立てることです。

私たちの毎日は、元気いっぱいの日もあれば、忙しい日、疲れている日、気分がすぐれない日など、いろいろな日がありますよね。

「毎日30ページ読む!」「今週中に読破する!」などの大きな目標は、パワーにあふれているときは良くても、不調な日はどうしても負担に感じやすいもの。

その負担が面倒くささにつながって、継続できない要因になっている場合があります。

でも、たとえば「1日1ページ」程度の小さな目標であれば、あまり気乗りしない日でも「これくらいなら読むか」という気持ちで続けやすいでしょう。

yamamomo

ちなみに、この「目標は限りなく小さく」という考え方は、習慣化のコツを説いた世界的ベストセラー『小さな習慣で紹介されていました。
私はこのやり方で、いろんな継続に挑戦しやすくなったのでおすすめです(※本については以下記事で詳しく取り上げています)

いったん習慣化できてしまえば、こちらのもの。

たとえ1日1ページでも毎日コツコツと確実に積み上げていけば、継続していない人よりも最終的には大きな成果をあげられると考えて、少しずつ読書を続けてみてほしいです。

③:スキマ時間を活用する

2つめのコツとあわせて、スキマ時間の活用もおすすめです。

どんなに忙しい!時間がない!と言う人でも、「5分だけ」であれば、1日のどこかに必ず組み込めるはずです。

なんならトイレでも…(衛生面が気になる人もいるとは思いますが…)。

繰り返しになりますが、読書は、必ずしも時間をじっくりとらなくてはできないものではありません。

1日のどこかで「1ページだけ読む」など小さな目標を立てて、それをひたすら継続するうちに、必ず習慣化できます。

④:つまらないと感じたら次の本に移る

「せっかく買った本は何としてでも読み切りたい!」

そう思うのは自然なことだと思います。

でも、正直なところ、本は読んでみなければ、おもしろいかどうか、自分に合うかどうかはわかりません。

私は、途中まで読んでしっくりこなかったら、スパっと閉じて次の本へいく「捨て本」があってもいいと考えています。

人間は絶えず変化していくので、以前はつまらないと思った思った本でも、しばらくして読みなおしたら「こんなにおもしろかったっけ?」と感じることもありますよ。

⑤:印象に残る箇所を意識しながら読む

アウトプットを意識しながら読んでいくことも、読書に集中して前向きに取り組むコツです。

ただ「アウトプット」といってもいきなりは難しいと思うので、最初は「特に印象に残る箇所」を探すつもりで読むとよいでしょう。

グッとくるセリフ、自分の心に響いたフレーズなど、何でも構いません。

ちなみに、読んでいるまさにその瞬間は「ここが良い」と思っても、しばらく読み進めるうちに忘れてしまいます。

なので、記憶しておきたい箇所は、とりあえず付箋をつけておくのがおすすめ

「大切な箇所はどこだろう?」の意識を持っていると、漫然と読み進めるよりも頭に入りやすくなります。
慣れないうちはちょっと面倒だなと感じるかもしれませんが、結果的には理解が進むことで、読書そのものがスムーズになって、楽しめるようになりますよ!

読書を続けるとどんなメリットがある?

「本を読むとこんな良いことがある!」とわかっていれば、もっと前向きに読書に取り組めるのではないかと思います。

ここでは、読書を続けることで得られるメリットについて紹介します。

知識・教養が身につく

本を読めば、読んだ本の分だけ新しい知識を得ることができます。

人が生きているうちに自分の生活圏内だけで得られる情報なんて、この広い世の中全体で見ればほんのわずかでしかありません。

でも、本を読めば、ありとあらゆる業界の著名人や第一線で活躍する人たちの「知」に触れることができます。

視野が広がっていろいろな物事の見方が深くなったり、興味関心も強くなったりするでしょう。

たとえ「あまり面白くなかった本」や「役に立たないと思った本」を読んだとしても、「自分はこういう本や価値観は好きじゃないんだな」と知る機会になります。

いろいろなジャンル・タイプの本を読むうちに、「自分」というものが少しずつ、よりハッキリと見えてくると私は思っています。

語彙力・日本語表現力が高まる

読書は、語彙力や日本語表現力を身につけるのにうってつけです。

「この本を読んで語彙力を高めるぞ!」と意気込まなくても、読書が習慣化し、数多くの本を読んでいけば、豊かな表現・言い回し・語彙などは自然に自分の中に定着します。

また、文章を正しく読みこなす「読解力」が高まるも大きなポイント。
読解力は意識して育てていかないと、なかなか勝手には身につきません。

国の調査では、日本の15歳の「読解力」は79カ国・地域のうち15位で、前回調査時の8位から大きく順位が落ちました。(※2018年 「国際学習到達度調査」より)

この状況に危機感を抱いた日本は、文部科学省を中心として、「言語能力」を伸ばすことを目標に学習指導要領をを改善。2022年の同調査では、日本の15歳の読解力は3位にまで回復したそうです。

現代はチャットやSNSなどで、短文にばかりなじんでいる人も多いはず。
文章を正しく読み解くことが苦手と感じている人は、若者・大人問わず増えていることは想像できます。

でも、日本で生活している以上「日本語を正しく読んで理解する力」は私たちの人生のあらゆる場面で必要になってきます。

言語能力・読解力を高める有効な方法の一つが読書といわれているので、その点でもやはり読書をおすすめしたいです。

脳が活性化して集中力が上がる

「読書は最大の脳トレ」といわれることがあります。

それくらい、本を読むという行為では、脳のいろいろな部分が活発に動くことが研究結果でわかっているのだそうです。

読書は「能動的」に楽しむものです。
自分の目を動かさなければ、自分でページをめくらなければ、一向に話が進みませんよね。

これは、ボーっとしていても自動的に映像が切り替わって話が進むテレビ・映画・YouTubeなどとは大きく異なります。

人生100年時代といわれる現代社会。いくら身体が元気でも、頭の働きが大きく衰えてしまっていたら長生きの楽しみも薄れてしまいます。

ぜひ若いうちから読書で脳を鍛えておきたいものです。

ちなみに脳をより活性化させるためには、「ながら読み」ではなく、しっかり本に集中することがポイントなのだとか。

ビジネス書、推理小説、物語など、読む本のジャンルや内容によっても活発に動く脳の部分が異なるといわれているので、読書に慣れてきたら、ぜひいろんな本に挑戦してみてください。

想像力が豊かになる

読書をふんだんにすることによって「想像力」も鍛えられます。

本は映像作品とは異なり、基本的に真っ白なページに無機質な文字が並んでいるだけなので、自分で物語のシーンや情景をイメージしなくてはなりません。

つまり、読書では文章を追いながら、自分自身の頭の中で言語を映像化する作業を行うということです。

この作業を通じて、想像力はどんどん豊かになっていきます。

想像力は、人の気持ちを汲み取る、アイデアを生み出す、将来のリスクを先回りして考えるなど、私たちが生きるさまざまな場面において役立つといわれています。

充実した気持ちになる

読書のメリットについて最後に紹介するポイントは、読書を通じて充実した気持ちになれることです。

「なんだそんなことか」と思う人もいるかもしれませんが、実はこれはものすごく大事なこと。

現代を生きる私たちの毎日は忙しく、どうしても「やらなくてはならないこと」に追われてしまいます。

そんな日々に読書の楽しみがあるだけで、たとえ一瞬でも現実とは別の世界に入り込むことができ、心が安らいだり、新しい気付きが生まれたりします。

一冊を読み終えれば達成感が味わえますし、本で得た知識はすべて自分の財産となり、人間としての深みが出てきます。

先ほど書いた通り、毎日たった5分でも構いません。本を読む習慣ができれば、人生は確実に今よりも少しだけ豊かになるはずです。

まとめ:本が苦手でも大丈夫!コツをおさえて読書を楽しく続けよう

この記事では、読書が苦手・続かない理由と、読書が続けられるようになるためのコツを紹介しました。

読書があまり得意でない人がたくさんの本を読めるようになるには、まず読書を習慣化することが大事です。

そのときには、いきなり無理をしてハードな目標を自分に課さず、自分にとって取り組みやすい小さなことから始めてみてください。

読書には、表現力が高まる、想像力が豊かになるなど、おそらく皆さんがイメージしている以上のメリットがあります。

「読書は楽しい」という前向きな気持ちで、ぜひ少しずつでも読書に親しんでもらえたら幸いです。

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